2011年9月12日月曜日

刀の反りが…


今回の公演アンケートに

「身につけてる刀の反りが上下逆なのでは?」

との指摘がいくつかありました。


ですがっ!


あれはあの付け方が正しいんです。


書いてくださった皆さんが仰っている刀は、おそらく我々が「江戸太刀(えどだち)」と呼んでいるモノで、通常は帯にさして身につけます。

鞘は比較的地味で、刀身がずっしり重いのが特徴。
質素倹約を重んじる江戸文化から生まれた、歴史が浅い刀なんです。

戦国時代以前にはヒモで腰にくくりつける「陣太刀(じんだち)」と呼ばれるモノしかありませんでした。

陣太刀は江戸太刀に比べて軽量で、装飾もきらびやかなモノが多いです。

牛若丸が下げていたのも、実はこのタイプ。

昔の絵巻物にもしっかり描かれてますので、じっくり観察してみてください♪

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